洋蘭の産地からお届けする胡蝶蘭のお店
胡蝶蘭の管理方法(育て方)
●主なポイント 胡蝶蘭の野生種は、東南アジアを中心にインド、台湾、中国南部、オーストラリア北部などに分布 し、樹木や岩などに根を張って着生しています。胡蝶蘭の根は地面の中にあるのではなく、 空気に触れながら樹木や岩にぴったりとくっつき、自身を支えながら、水分や養分を取り入れてい ます。このようなことから、本来熱帯に生育する胡蝶蘭は暖かく湿度が高い場所を好み、空気中 にある根はそれほど水を必要とせず、風通しの良い場所を好むと言えます。 このような環境に出来るだけ近い環境を作ってあげることが胡蝶蘭を育てるポイントです。・温度・・・胡蝶蘭は寒さが苦手です。胡蝶蘭の栽培においてまず大切なことは、温度を十分に保つことです。 越冬温度は10度以上、最低温度を15度以上に保てると良いでしょう。・湿度・・・夏の外気湿度は十分ですが、冬は(特に暖房時)湿度が不足します。霧水を葉に与える等、保湿に 努めます。ただし、花に水をかけるとシミの原因となりますので厳禁です。鉢のそばに水を入れた コップを置く等すると効果的です。・水やり・・・本来、胡蝶蘭は樹木に着生して自生している植物ですので、通風の良い場所を好み、根も通 気の良い状態にする必要があります。したがって、鉢の中に空気を通す為にも水のやり過ぎは 厳禁です。*主に流通している胡蝶蘭のほとんどの品種は本来、4月〜10月が成長期、11月〜12月が花茎伸長期、1月〜3月が開花期となります。しかし、御祝いやお悔みのギフトとして年中安定した供給が必要な為、温室の中で人工的に温度管理をし、一年中開花株を作り出しています 。 ●開花期の管理(本来は冬)・・・・強い光・冷たい空気・乾燥を嫌います。 置き場所:直射日光は強すぎるので、レースのカーテン越しに日光の当たる窓辺に置き、暖房の風が 直接当たる位置や、スポットライト等の当たる場所が避ける。 水やり:植え込み材が乾いてから常温の水をコップ一杯程度与える。通常、植え込み材の表面が乾いても 鉢の中はまでは乾いていません。鉢の中に空気を通し、根ぐされを防ぐ為にも、鉢の中まで乾くの を待ってから(指を入れてみると分かります)水を与えるのがポイントです。 肥料:通常、開花期には必要ありません。 病害虫:開花前の蕾が黄色くなってしまったり、開花した花がすぐに萎んでしまったりする原因の主な原因 としてダニによるものがあります。花茎に上がる前に殺ダニ剤で防除します。 花後の処理:花が終わった後、下から3節ほど残して切ると、そこから新しい芽が出て再度花をつけるこ とがあるが、来年も花をつけるためには、早めに花茎を根元から切って花瓶に挿したほうが 良い。 ●春の管理 置き場所:化粧鉢に寄せ植えてしてあるものは、早めに花茎を切って一株づつ素焼き鉢に植え替える。 水のやりすぎや、土での植え付けは根腐れをおこし易いので、植えこみ材には水苔、もしくは バーグを使う。また、胡蝶蘭は根に窮屈感を与えないと芽が出ないので、根の量と同じくらい の大きさの鉢にする。 やはり直射日光は強すぎるので、レースのカーテン越しに日光の当たる窓辺に置き、暖房の 風が直接当たる位置や、スポットライト等の当たる場所が避ける。 水やり:水やりは植え替え後2週間たってから。植え込み材が乾いてから常温の水を与える。 肥料:通常、この季節には必要ありません。しかし、最低温度が15度以上を保てる場合は液肥を通常の 2倍に薄めて隔週1回与える。 病害虫:カイガラムシに注意。オルトランなどで防除します。 ●夏の管理 置き場所:6月〜9月は戸外の風通しの良い場所へ。なお、60%〜70%の遮光と雨よけをします。 水やり:成長期なので十分に水を与えます。 肥料:この時期に十分に与えます。(窒素分の多い液肥を月3回程度) 病害虫:軟腐病に注意。銅水和剤で予防できます。また、ウイルスに感染したものは、見つけ次第消毒し たナイフで切り取って、他の葉や株に伝染するのを防ぎます。 ウイルスに感染した葉●秋の管理 置き場所:10月からは室内へ。 水やり:寒さとともに水を欲しがらなくなるので、徐々に量を減らしていきます。 肥料:最低温度が15度を下回るようになったら不要です。 この時期に花芽が上がってきます。